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高津の内科小児科クリニック。はっとりファミリークリニックです。

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*アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が、よくなったり、悪くなったりを繰り返す慢性的な病気です。

●アトピー性皮膚炎の3大発症要因 〜 下の3大要因が複合してアトピー性皮膚炎は発症します

環境要因〜非アレルギー要因とアレルギー要因があります。

非アレルギー要因:気候・発汗・ストレス
アレルギー要因 :ダニ・ホコリ・食物

アトピー素因(体質)

気管支喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれかの既往歴や家族歴があるか、またはIgE抗体を産生しやすい素因をもっていることをいいます。両親のいずれかがアトピー性皮膚炎の場合、こどもが小学校に上がるまでにアトピーになる確率は、正常な両親の約2倍ほどと言われています。

アトピックスキン

バリア機能の低下した皮膚のことです。角質のなかにある角質細胞間脂質(セラミド)が減少すると皮膚が乾燥してバリア機能が低下します。

●症状

生後1〜2ヶ月後、頭部から始まり、次第に顔面におりてきます。そして体、手足に下降状に広がっていきます。口まわりやほほに紅斑、丘疹ができ、かゆみがあります。
これをかきむしってしまうことにより、黄色ブドウ球菌などに感染し、とびひをおこすこともあります。耳切れ(耳の下部が裂けるような症状)がでるお子さんもいます。
ジュクジュクしたり、強いかゆみがあるので、そのために本人も親御さんも夜もぐっすり眠れないなど、大変な思いをすることが多いですが、上記の要因のなかで、自分達で変えることのできる”環境要因”を整えることにより症状は軽減できます。

幼児期になると、首まわりや、ひじ、ひざの内側などにかゆみを伴う赤い湿疹ができるようになりますが、大きくなるにつれ皮膚も丈夫になってきますので症状も軽快してきます。 アトピー素因を持った方は、特に皮膚の防御体制が弱いため、外からの異物に弱いですが、乳児期からのアトピー性皮膚炎は、3歳までにおよそ7割は改善していますので、 悲観的にならず、あせらず、ゆっくり、じっくりと一緒に治療をしていきましょう。

●治療 〜 お家でできることあれこれ

抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬・ステロイド剤

抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬は、かゆみを抑えるために使用されます。アトピー性皮膚炎の患者さんは、発疹ができるとかゆみを我慢できずにかきむしってしまい、皮膚の状態を悪化させることが多いため、現在のかゆみをとめる(抗ヒスタミン薬)、これからかゆくならないように整えていく(抗アレルギー薬)というのはとても大事なことです。
ステロイド剤は、さまざまな情報が氾濫している状態で、親御さんもしっかりした知識のないまま「こわいもの」という意識をもっていらっしゃる場合がありますが、症状がひどい場合、適量をきちんと使用することでに効果的に症状を改善することができます。やみくもに避けるのではなく、納得いくまで医師に確認し、必要な治療であることを理解していただいた上で、用法、用量を守って使用してください。

食物アレルゲン除去

乳幼児期のアトピー性皮膚炎は、食べ物が原因であることも考えられますので、血液検査や負荷除去検査をして陽性と判断された場合、その食べ物を除去すると改善します。代表的なものに卵(鶏卵の卵白)やミルク(粉ミルクや牛乳)がありますが、その他、小麦や、そば、ピーナツ、えび、カニも表示が義務付けられているアレルギーの特定原材料に指定されています。
食事制限をしても、半年に一度くらいの間隔で再検査をし、反応がゆるくなり、症状がでず、体力がついてきたころに加熱処理したものを少しずつ食べてみたりと様子を見ながら制限解除に持っていけるようにします。

ハウスダストやダニ等の除去

ハウスダストやイエダニがアレルゲンであった場合、とにかく徹底的に念入りに掃除をすることが大切です。掃除機の排気にも気をつけましょう。布団にも掃除機をかけ、シーツや枕カバーなど、ダニを通さないものも市販されていますのでそういったものを使用するのもいいでしょう。

スキンケア

汗をかいてむれたままでいると症状を悪化させます。肌着は化繊をさけ、木綿のものを使用するといいでしょう。赤ちゃんの場合こまめにとりかえてあげたり、朝夕シャワー浴をするとよりさっぱりします。体温が上がるためよけいにかゆみが増すこともありますので、あまり長く浴槽に浸からないほうがいいでしょう。

せっけんは、普通のせっけんを使用していただいて大丈夫です。せっけんを手のひらでよく泡立て、やさしくマッサージするように洗います。皮膚の汚れをしっかり落とすことが大切です。また、せっけん成分が皮膚についたまま残るとそちらもかぶれ等を引き起こす原因になりますので、念入りに洗い流しましょう。
薬用せっけんは、殺菌剤が入っており皮膚を刺激しやすいため、実はアトピー性皮膚炎の方には向きません。症状がひどかったり、皮膚の乾燥が強いときは、低刺激性のせっけんを試してみるのもいいかもしれません。

保湿クリームは、使用感がよく、刺激が少ない、かぶれを起こさないものであれば市販のものを使っても問題ありません。油性のものや、水分を含んだクリーム状のものなど、処方薬の外用剤もありますのでご心配なときは、ご遠慮なく医師にご相談ください。

日焼けは、皮膚の抵抗力を弱めますのでできるだけ避けてください。日焼け止めクリームについては、香料や、紫外線吸収剤などで、光アレルギー性皮膚炎を起こすこともありますので、低刺激性、無香料のもので紫外線散乱剤が配合されている製品を選ぶとよいでしょう。

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